『ロシア・中国の変質と反スターリン主義』
『ロシア・中国の変質と反スターリン主義』目次
Ⅰ 今日のロシア・中国〔1〕 プーチンの諸策動とロシア経済の特質
一 新油田の開発と独自の技術革新をねらうプーチン
二 石油・天然ガス産業の国家支配
オリガルヒの手にあった諸企業の解体的再編
極東・東シベリアと北極圏へ
三 軍事技術を中軸とする技術開発に狂奔するプーチン
軍事力の増強と兵器の輸出
ロステフノロギー国家コーポレーションの特質は何か
軍産複合体ロステフノロギーの成立
四 農業の再建と穀物の輸出に賭けるプーチン
急務となった小麦の品質向上
養牛の停滞とブロイラー生産への投資の拡大
〔2〕 シェール革命にゆさぶられたロシアの天然ガス・石油諸独占体の抗争
ロシア企業幹部の訪日とその背景
LNGの基地建設と輸出をめぐって抗争するロシアのガス・オイル諸独占体
〔3〕 物質的現実そのものの分析の欠如
〔4〕 中国企業の特質は何か
――海外資源の獲得に邁進する中国国有石油企業――
国有企業は国務院国有資産管理委に統括されている
中国石油独占体の企業戦略と諸行動
〔5〕 中国における農業経営の大規模化の推進
「農村土地経営権の貸し出し」を号令する党=国家官僚
農業経営の規模を拡大するための諸形態
(1) 各農家が他の農家から土地経営権を借りるという形態
(2) 農産物加工企業が農家と契約をむすぶという形態
(3) 地方政府が農民から土地使用権を剥奪する形態
(4) 農地株式合作社
〔1〕 ソ連崩壊後のロシアの政治経済構造をいかに分析すべきか
エリツィンのロシアには価値法則は貫徹されないのか
「ショック療法」は何をもたらしたのか
国有=国営企業の「民営化」の意味するものは何か
〔2〕 ロシアにおける土地私有化の現実形態
土地の国家的所有制の廃止
うみだされた諸事態
〔1〕 いま今日の中国(国家)をネオ・スターリン主義と規定するのはなぜか
「ネオ・スターリン主義」とはどういう意味なのか
「スターリン主義の負の遺産の超克」論の誤謬は克服されたのか
「富裕層」という通俗的分析がなされる根拠は何か
スターリン主義に主体的に対決すべきなのは誰なのか
〔2〕 「中国ネオ・スターリン主義」という規定が一年ぶりにもちだされたのはなぜか
〔3〕 唯物論的思惟からの飛翔
〔4〕 二十一世紀現代世界へのマルクス主義の貫徹
〔5〕 対象的現実の反映のゆがみ
〔1〕 ウクライナ情勢の分析について
〔2〕 ウクライナのオリガルヒ(新興財閥総帥)たち
〔3〕 論理的思考力の自己破壊――ウクライナ暫定政権はプーチンが言うほどには悪くはない、とすることがそれまでの欠陥の克服となるのか
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