『経済建設論ノート第四巻 マルクス主義の土着化』

 拙著『経済建設論ノート第四巻 マルクス主義の土着化――レーニンの格闘』――マルクスのロシア共同体農民への熱い思いを蘇らせる!――(著者発行、2015年3月刊)を出版しました。書泉グランデ(東京・神田神保町)4階、模索舎(東京都新宿区2-4-9)、ナカムラヤ(群馬県太田市本町14-27)で売っています。読んでください。

 目次は次のとおりです。

 『経済建設論ノート第四巻 マルクス主義の土着化――レーニンの格闘』目次
Ⅰ ドイツの模倣
 〔1〕 「労働者統制」の理論と実践にはらまれているものは何か
   一九一九年の早春のレーニンの述懐
   工場委員会の闘いの教訓化の欠如
   ドイツの経済統制措置の模倣
Ⅱ マルクス主義のロシアへの適用
 〔2〕 かえりみられなかったマルクスの手紙
   マルクスとエンゲルスは叫びつづけていた!
   ミールは土地の共同所有の形態をとっている
   「共同体は自殺することから始める必要はない!」
 〔3〕 一九〇三年の農業綱領(「切取地綱領」)の問題性は何にもとづくのか
   何を、一九〇二年春の農民蜂起の教訓とすべきなのか
   農民が自分の分与地を売る自由を確立する必要があるのか
   ロシアの農民の闘いの指針は何か
   この引用の仕方?!
 〔4〕 分化する農民層をどのように分析すべきなのか
   自己の図式へのはめこみ
   農奴制の廃止をとおしてもたらされたもの
   地主の私有地における農民経営の諸形態
   分化した農民とその農業経営
 〔5〕 「ブルジョア的土地国有化」の革命をめざす「二つの道」論
   資本主義のもっとも急速な発展を実現しうる土地国有化の道
   逆ベクトルの総括
   ストルィピンは何のために・何を・どう変えようとしたのか
   ロシア農民の要求をどう分析しどう検討すべきなのか
 〔6〕実施されたのは富農育成政策?!
   土地の総割替はいかになされ、何がうみだされたのか
   富農育成政策に転じた根拠は何か
   (付) ミールの起源
 〔7〕 晩年のマルクスをつきうごかしていたもの
   「本源的蓄積の章はロシアには適用できない」としたマルクスは何を考えていたのか
   「ミール=原始共同体の一発展形態」と決めてかかったマルクスが直面したもの
   (付 一) チェルヌィシェフスキーの共同体論の受容
   (付 二) 宇野弘蔵のマルクス批判にはらまれているもの

 なお、eメールで注文いただけば、送料当方負担で本(243頁、本体2,400円+税)をお送りいたします。